のんびり日記

美羽の記憶

        1天使

昨日、夜お布団に入ってから、色んな事を考えておりました。たまたま娘の写真が側にあり、つい眺めていると思い出す2006年の夏。。。次から次へと思い出す出来事。。。それを少し書いてみたいと思います。

34週5日、担当の先生の検診の時、待合室で隣どうしになった妊婦さん、5歳くらいの女の子も一緒でした。彼女のほうから声をかけられ

  妊婦Aさん 「初めてのお子さんですか?」
        「そうなんです。。でも不安ですね。。。」
  妊婦Aさん 「そうでしょうね。。。私は今回3人目だけれど、やっぱり不安ですもの」

聞くと、その方のほうが1週間くらい私よりも早く出産予定だとか。帝王切開予定の私と同じ時期に入院しているかも、そんな事を考えていました。

36週5日、天国から地獄に落ちた日。。。頭が真っ白になって、全身の力が抜けて呆然とする私に外来の助産師さんの言葉。。。「赤ちゃんを早く出してあげましょうね。このまま時間がたつと、赤ちゃんは羊水で溶けてしまいますから。。。」

「。。。。。。溶けるって。。。つい数時間前まで、将来の事まで色々考えていたのに、どうして私の赤ちゃんが溶けるのよ!!!ふざけないでよ!!!」。。。。心の中の叫びでもありました。

助産師さんは、ただ単に、綺麗なうちに出してあげたかっただけ。。。私の事を思って言ってくれた言葉だったんです。。。きっと。でも、「我が子が溶ける」所を想像するだけで、気が狂いそうな気持ちでした。。。
すぐに血液検査、肺機能検査、そして、レントゲン検査。。。そうか。。。もう赤ちゃんを気にしてレントゲンを撮らなくてもいいんだな。。。私は。大きなお腹のままレントゲンを撮影。涙が溢れ出しました。

検査結果をすぐに上げてもらい、先生から説明。「感染症があったという数値ではないです。正常範囲です。なので、詳しい死亡原因は特定できませんが、なんらかの要因があって酸素が赤ちゃんに届かなくなった為だと思われます」

先生が悪いわけじゃないけれど、その後も先生の顔と言葉ががトラウマになってしまい、術後、廊下で先生に声をかけられた時もふいに涙が溢れ、その場を走って逃げてしまったのを思い出します。。。嫌な思いをさせてしまいました。。。

       天使の寝顔
娘を出産、3日間の一緒にいられる時間が過ぎ、娘を荼毘に付し、残ったのは小さなお骨箱と50枚にも及ぶ娘の写真。毎日毎日それを眺めてボーっと過ごす入院生活でした。
そして、たまたま1階ロビーをぼんやり歩いていたときに目に入ってきたのは、34週の検診で声をかけてくれた妊婦さん。大きな荷物を両手に持って歩いておられ、咄嗟に驚いた私は気がつかないフリをして逃げるようにその場を離れました。視線の端に、彼女が私を不思議そうに見つめる様子が分かりました。。。惨めでした。きっと彼女は入院の為来たのだと思います。彼女は無事に赤ちゃんを産むんだろうな。。。そう思うと、敗北感で胸が苦しくなったのを思い出します。。

でも、唯一、私の救いは娘の写真。。。何時間も、何時間も同じ写真を繰り返し見ては、前回と違う発見をして、自分に似ているところ、主人に似ているところを探していました。実際の写真を載せるわけにもいかないので、実写に忠実に書いた私のスケッチをお見せしたいと思います。娘が確かにあの日私たち夫婦の元に生まれてきてくれて、どれだけの幸せを与えてくれたか。。。主人がどれほど娘を愛してくれていたか、このブログに残しておきたいと思います。

美羽ー写真より 美羽ー写真より2

娘のためにせっせとぬいぐるみを買ってきてくれる、主人と私の母。。。このアンパンマンとうさぎのぬいぐるみは娘と一緒に旅立ちました。アンパンマンに「娘を迷わず連れて行ってね。お腹がすいてぐずったらパンを食べさせてあげてね」と泣きながらお願いしました。
私が今でも時々アンパンマンのパンを焼くのも、娘がきっと、好きだと思えるから。。なんです。

今日は、午後からアンパンマンじゃないけれど、ヨーグルトとはちみつ入りのパンを焼いてみました。
一番最初は娘へ。ママの愛情たっぷりのパンを食べてね^^の気持ちを込めて。。。

はちみつヨーグルトパン2 はちみつヨーグルトパン3

娘との想い出はどんなに悲しいものでも大切な時間でした。このブログを始めたのもありのままの美羽ママを残しておきたかったから。。。 旦那さんも、ルビーも、そして、天使になった美羽も私の生活の一部です。
いつか、このブログを閉じる時に、世界でたった1冊だけの本にして、記念に残しておこうと思っています。
スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

美羽ママさんへ

うまく言葉にできないけれど、この美羽ママさんの
お気持ち、読ませていただきましたよ。
ほんとに身を引き裂かれるようなことが起こって
しまって、どんなに沢山涙を流されたことでしょう・・

美羽ちゃんはいつまでも美羽パパさんとママさんの
ご長女でこれからもずっと一緒だね。
私も私の上に兄がいたのですが(名前がタカトシだったので昨日の記事でびっくりしました)
兄も赤ちゃんの時になくなってそれから
私が生まれてきました。母は今も、もう50年近く
たっても、兄のことを想っています。

沢山お写真撮っていただいてよかったですね。
きっとずっとずっと宝物になると思います。

ノルウェーでも同じく天使になってしまった赤ちゃんの会が
あって、仕事でお会いすることもたまにあります。
遠く離れているけど思いはみな同じ。
みんなお母さんの思いは同じ。。。

ティミ | URL | 2009年04月09日(Thu)22:34 [EDIT]


こんばんわ。
美羽ママさんの美羽ちゃんへの気持がすごく伝わリます。上手く言葉では私も言えないですが
大切なこの思いと時間は本当に美羽ちゃんにとっても
かけがえのないものだと思います。
きっとこれからも愛情は変わらないものだと思いますし
私はほんの短い間だったけどおなかで過ごしてくれた子への思いは変わらずいたいと改めて思います。
美羽ママさん、ありがとう。
 
・・・・・余談ですが、パスワード忘れたりなんだかんだブログ更新できず・・・また来週再開します。
踏んだりけったり最近・・・辛いです(涙)

EMI☆ | URL | 2009年04月10日(Fri)00:03 [EDIT]


美羽ママさんのブログを読んでいて私も息子が亡くなってると言われた日の事を思い出しウルっときましたv-409私も検診で「今日性別が分かるかも♪」なんてルンルンでした。それが瞬時に天国から地獄へ突き落とされました。何で私の赤ちゃんなの!!私何かした?どうして!!どうして!!理解するのもパニくりました。

美羽ちゃんのお写真可愛いだろうな~。美羽ママさんのスケッチもとてもお上手ですね~v-290旦那は息子を一目見て「可愛いなぁ~。こんなに可愛い子だったんだ~。でも本当に顔はえっこに似てるよ。」と息子を愛しそうに見てました。

かけがえのない我が子。お空ではどんな生活をしてるのでしょうね。うちの子もキティーちゃんのヌイグルミや看護師さんからの折り紙のプレゼント、沢山のお花、姑さんからのお手紙と供にお空へたった1人ぼっちで旅立って行きました。火葬ボタンをなかなか押せない旦那。肩が震えてて泣きながらボタンを押しました。本当なら経験する事なんかないはずなのに・・・。もし運良くお互い次の子を授かれたとしても二度と同じ思いはしたくないですよね。

えっこ | URL | 2009年04月10日(Fri)01:45 [EDIT]


読ませていただきました

美羽ママさんの出来事、想い、読ませていただきました。一語一語をしっかり受け止めたいと思いました。

つらい思いが分かります、なんて簡単に私には言える事じゃないし、思うことがたくさんありすぎて、ここでうまく文章に表すことができなくてごめんなさい。
でも、書いていただき読ませていただき
ありがとうございます。

将来、世界で一冊だけの素敵な本になるブログを、いつも読ませていただけること、嬉しく感じています。

プランツ | URL | 2009年04月10日(Fri)07:24 [EDIT]


ティミさん、コメントありがとうございます。
ティミさんにも天使のお兄さんがいたのですね。50年近くたってもお母様の心の中には息子さんがしっかりいらっしゃるのですね^^きっと、私も我が家の長女としてずっと心にいてくれるんだろうなぁって思います。
タカ&トシ、ってお笑いの方なんです^^;○○かっ!って突っ込みが有名で。。。そうですか、お兄様のお名前タカトシさんだったのですね^^
アメリカやヨーロッパなど、海外のほうが誕生死に対するケアが日本に比べ進んでいると何かの本で読みました。遠く離れていてもお母さんの思いは同じですね^^
温かいコメントほんとにありがとうございました^^

美羽ママ | URL | 2009年04月10日(Fri)10:06 [EDIT]


EMI☆さん、ありがとうございます^^
EMI☆さん、どうしていらっしゃるのかなぁと思っていました^^やっぱり、お仕事が忙しいのかしら。。と考えていましたよ^^
娘にとっても大切な時間。。。そうかもしれませんね。
だとしたら、気合を入れてこれからも、娘をしっかり想っていきたいと思います^^
またボチボチ、更新も楽しみにしていますね^^余談ですが、私も色んなところのパスワード、どれを使っていたか忘れる事あります^^;

美羽ママ | URL | 2009年04月10日(Fri)10:13 [EDIT]


えっこさん、おはようございます^^
どんなに時間が経っても忘れられない日ってありますね。それもその時のお天気や風が吹いた事も虫が飛んでいた事も、些細な音、まわりの人の表情まで深く脳みそに刻まれているようなきがします。
火葬ボタンを押さなきゃいけないなんて、辛いですね。。余談ですが、私の父が幼い妹(まだ赤ちゃん)が亡くなった時、昔だったので出生届けも出していなかったので、火葬場では出来なかったらしく、わずかな親戚だけで荼毘に付した事があるようですが。。。火をつける時、お酒でも飲んでいなかったら火なんてつけられない状態だったと、聞きました。辛かったそうです。。
えっこさんのパパさんも辛かったですよね。。わが子ですもの。。余計にですよね。。

美羽ママ | URL | 2009年04月10日(Fri)10:24 [EDIT]


プランツさん、ありがとうございます^^
「うまくいえないけど。。」と皆さんおっしゃってくれますが、そのうまく言えないという言葉の中に、色んな気持ちや優しさがあって、私にはその思いやりが十分伝わってきます^^こちらこそありがとうございます。
最近けっこう簡単にブログ本って作れるみたいですね^^何冊も作って販売する方もいらっしゃれば、記念に、と1冊だけ作られる方も。まだ先の事なので、またぼちぼち私も更新していきたいと思います^^(なるべくポジティブで締めたいですよねv-218v-410

美羽ママ | URL | 2009年04月10日(Fri)10:33 [EDIT]


こんにちは。 私も思わず自分と美羽ママさんとが重なって涙がでてきました・・・・。
美羽ママさんの想いは十分に美羽ちゃんに届いてますね! アンパンマンも大好きだと思いますよ。

娘はいつも私や家族のことを見守ってくれてると思ってます。 そう思うと自然と心が温かくなるものです。

本当なら私が守らないといけない立場なのに、逆に守ってもらってるんですもんねぇ・・・・。
天使ちゃんは偉いです!

そんな賢い天使ちゃんなので、今日も美羽ちゃんは迷わずママが作ったパンをめがけて遊びに来てることでしょうね^^



追伸:美羽ママさんは絵もお上手なんですねぇ~ビックリです!!!




お肉ちゃん | URL | 2009年04月10日(Fri)17:05 [EDIT]


美羽ママさん、こんばんは。

ごめんなさい、私もうまく文章にはできなくて…
どんなにお辛い思いをされたことか…

美羽ママさんのスケッチに描かれた
旦那さまのとびっきりの愛情あふれる笑顔、
そして、美羽ママさんと旦那さまにずーっと愛されてるということ、
ちゃんと伝わっていると思います。

ぐーぱん | URL | 2009年04月10日(Fri)20:25 [EDIT]


お肉ちゃんさん、こんばんわ^^
そうですね~^^私も美羽の存在がなければ、こんなに楽しくおやつやパンを作っていなかったかもしれません^^なんとなく、ですが、側にいてくれてる、というか見ててくれてるような気がして、つい頑張っちゃうんですよね^^ほんとに温かい気持ちになれますよね。
私もしばらくは守ってあげられなかった不甲斐なさを随分恥じていました。それなのに、たくさんのものを残していってくれましたよね^^なので、私は一生をかけて、娘からもらったものを大切にしていかなければ、と思っています。コニクちゃんからのプレゼントも大切な宝物ですね^^
絵は。。。写真を見ながら書いてみました^^;美羽パパの目は完全に手抜きですが(笑)もともと細目だからいいか、なんて適当なものです(笑)ありがとうございます^^

美羽ママ | URL | 2009年04月10日(Fri)20:26 [EDIT]


ぐーぱんさん、こんばんわ^^
ありがとうございます。十分ぐーぱんさんの気持ちが伝わってきます^^
美羽パパは最初ずーっと男の子がいいと言っていたんです。でも、女の子だと分かった時、「どっちでも健康に生まれてくれればそれでいいよ」と言っていました。
初めて娘を見て、抱いた時はもうすっかりメロメロ状態で、あの笑顔です^^どんなにかわが子が可愛かったのでしょうね。。娘も優しいパパに抱かれてきっと嬉しかったと思います^^
コメントありがとうございました^^またぐーぱんさんのところにもお邪魔しますね^^

美羽ママ | URL | 2009年04月10日(Fri)20:35 [EDIT]


何度も読み返させていただきました。助産師さんの言葉、突き刺さりました。実際に言われたと思うと美羽ママさんの心の叫びと同じことを思っていたと思います。美羽ママさんがアンパンマンパンを作るのには意味があったんですね。
私は流産を経験した時、わが子が天使になったことはとっても悲しかったし辛かった。そして数日後にはこのことを忘れてしまう日が来るのではないかと思ってそれが怖かった。前を向くこと、以前の生活に少しずつ戻ること、戻ろうとすることがももを忘れてしまうのではないかと。でも、忘れることはないんだろうなと最近は思います。美羽ママさんと同じであの日々は大切な時間。私の生活の一部です(^^)美羽ちゃんはお空から「私のママすごいでしょ(^^)」と得意げに周りの天使ちゃんにお話していることでしょうね。美羽ちゃん、ママの美味しいお菓子を時々ももに分けてあげてね~

ユリ | URL | 2009年04月11日(Sat)17:04 [EDIT]


ユリさん、こんばんわ^^
医療関係に勤めていると、どんなに厳しい状況でも事実を告げなければならない、というのは自分も以前病院に勤めていたので見ていてわかりますが、時に逆の立場になった時、「溶ける」という表現はとても受け入れられるものではありませんでした。。。吐き気さえ覚えたのを思い出します。。。その後あんなにお腹をなぜていた自分が、怖くてお腹を触る事が手術が終わるまで出来なかったです。。。でも、時間は気持ちを和らげてくれ、今の自分がいます^^あの時のことは決して忘れたくない過去でもありますね^^自分の一部として、これからも生活していきたいですよね^^
ももちゃんも、きっと時々ママのキッチンに遊びに来て側から美味しいごはんをつまんでいるかもしれませんね^^コメントありがとうございました。

美羽ママ | URL | 2009年04月11日(Sat)20:58 [EDIT]